不登校生向け学習支援Webサイトmaeniiiってどんなの?

pattern-008

2020.06.17

斉藤 研二
不登校生に向けたWebサイトとメンターとのマッチング、メンタリングなどの教育支援maeniiiの発案者
自身も小学4年生の時に不登校を経験。
現在は、エンジニアとして活躍中!!

maeniiiの活動をされようと思ったきっかけは?

小学4年生の時にいじめに遭い、そこから約6年間不登校になりました。

その後、進学した通信制高校在学時に、美容師になりたいという夢が出来ました。
高校卒業後は、念願だった美容師のアシスタントとして就職し、社会人としてのキャリアをスタートするも、厳しい世界についていけず4ヶ月も続かずに短期退職をしました。
フリーターとして、飲食や建設業、IT関連など様々な業種を転々とした結果、最終的にはWebエンジニアとしてキャリアの地盤を固めることができ、現在はフリーランスとして活動する事ができています。

今のキャリアに至るまでに、自分の不登校の経験についてふと感じたことがありました。

それは「勉強をしていないだけで、自分の幅を狭めがち」だということ。

学校に行っていなかったから、自分は勉強が出来ないんだと思ってしまい、自分の中で自信がなくなってしまうことが、一番良くないことなのでは?

そのような自身の経験から、オンライン上での学習支援やメンタリングを通じて、その子にあった「目標」を一緒に見つけ、目標に沿った勉強もできる「maeniii」を企画しようと思いつきました。

イメージ図
このように問題も表示されます。

どういう活動内容?対象はどんな方向け?

不登校生に向けたWebサイトとメンターとのマッチング、メンタリングなどの教育支援が主です。


今まででも不登校支援の塾など学習支援の活動はあるものの、
「不登校生全般を対象としたい」ため、家からも出たくない人でも手軽に受けられるWebにこだわっています。


学習支援と謳っているが、そのスタンスは普通の学習支援とは全く異なり、
生徒に、メンターが勉強しろとは言わないことが特徴です。


生徒が勉強をやらなくてもいいと判断したら、勉強をさせず目標を掲げるように促すようにしています。

なぜ勉強しないといけないの?

勉強そのものについてはそこまで重要ではないと考えていて、何よりも自己肯定感を持つための手段として勉強を捉えています。

勉強してついた自信を武器に、自分の将来の可能性について過小評価しないことによって、進学や進路の選択肢の幅を増やすことが出来るというメリットがあります。

イメージ図ホームページ

不登校の学力への不安などの問題についてどうお考えですか?

勉強については、学生の時だけではなく、社会に出てからも一生できるものです。

しかし、学生時に勉強を積み上げてやってきたと言う自信を持っていることは、長期的にみても人生においてプラスに働く事が多いですね。

もし勉強が出来ないという部分で漠然とした不安を感じているのであれば、今からでも遅くないのでコツコツと勉強に取り組んでいってほしいなと思います。

私が何より大切だと感じるのは、学力よりもメンタルの部分、つまり自信や自己肯定感を育てることです。

その他の不登校支援(勉学以外での問題などについてどうお考えですか?

当時、不登校の真っ最中は、嫌だと思ったり落ち込んだりするものの、今大人になって不登校を振り返ってみると、話のネタになって役に立ったこともありました。

自分の苦い体験(不登校の体験)をさらけ出せるようになって、前向きに捉えられたのも、「行動力」のおかげだと思っています。

たとえ失敗してしまったとしても、行動力を持って当たってみると、その行動が成功だったか失敗だったかというのを結果として捉えることができます。

そのような実体験から得られるものというのは、何よりの「学び」ではないでしょうか。

決して、机にむかうだけが勉強ではないと思います。

最後に一言

メンターさんもそうなんですが、利用していただくユーザーの増加が、これからのフェーズの課題ですので、不登校生が必要としている支援をオンラインで最短で提供していくサービスとして、認知の拡大に貢献してくれる広報と様々な角度からサービスの機能や改善点などの案出しをする企画のメンバーを募集しております。

maeniii ホームページ https://maeniii.com/

戻る
  • LINE