野球少年だった僕がママチャリで日本一周!

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2020.05.04

ケイスケ・ジンバ(Keisuke Jinba)
野球をずっとやってきた。高校も野球推薦で入学。
しかし、ある日突然不登校になって「野球が出来なくなったら高校にいる意味がない」と退学。希望なく過ごしていたが、今はママチャリで日本一周という夢に向かって走り続けている。

このインタビューのきっかけは一通のTwitterのDMからでした。

そのDM内容にインタビュイーである私はとても興味を惹かれ、今回インタビューをすることになりました。
そのDMを一部紹介します。

はじめまして。 すごい興味が湧いたのでDMさせていただきました。
僕自身、中2の頃から起立性調節障害を抱えており、中学はほとんど行ってませんでした。
野球が好きで、病気と付き合いながらもなんとか野球を続けて、高校を野球推薦でいかせてもらいました。
しかし、高校の練習は過酷で体が限界を迎え、2ヶ月ほど寝たきり状態になりました。 そして、高校野球はできなくなり、高校に残る意味は無いと思ったので、高校を中退しました。
病気の原因もわかり、かなり回復した今、ママチャリ日本一周という挑戦をしております。

野球推薦で入学した高校を中退し、悶々とする日々

中学2年の時に、起立障害を抱えながら好きだった野球を極めるため野球推薦で高校に入学しました。

しかし、2週間で練習がきつくて頑張ったけれど続けられず、
野球が出来ない自分にもどかしさも感じながらも野球が出来ないんだったら学校に所属する意味がないと思い高校1年の7月中旬に中退しました。

中退した後に待ち受けていたのは、いきなり野球をしなくなった日々。
7月の後半から始まる高校野球をテレビで観ながら「もう一度野球をしたい」と思い、やってみたものの体調が悪化しました。

また、父親の家出も重なり精神的に落ち込みました。

そんな中一つの動画を見たことをきっかけに前向きになれた

何気なくYouTubeを見ていると、ロードバイクで日本一周旅をする内容の動画が紹介されていました。
それを見ていると「自分もやってみたい」と思うようになりました。

しかし、ロードバイクはもう既にこの動画でやっている。
だから自分はママチャリで日本一周をしたい!

今まで家に閉じこもっていたけれども、元々は野球少年。
それから行動に移し、1週間後出発しました。

旅での様子

青森から東京までヒッチハイクをして乗せてもらった人たちとも楽しく会話したり、
YouTubeで旅の様子を配信したり、
旅の途中で出会った人に色々なものを奢ってもらったり、
人間の温かみに触れました。

起立障害を抱えながらも色々なことに挑戦して達成したきたケイスケ・ジンバさんのメッセージとは?

旅したいから今やっているだけ
やりたいことをやり続けたい

少しわがままとも捉えられかねない発言だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これには深い訳があります。

今まで野球ばっかりやってきて、野球の世界しか知らなかったんです。
しかし、高校を中退していきなり野球をやらなくなってから一気に世界が広がりました。
これからはママチャリで世界一周に向けて挑戦していきたいと思っています。

そのための資金などを稼ぐためにも外国から商品を輸入してメルカリで売ったり、動画を投稿したりなど精力的に活動しています。

世界が広がったことで、本当に好きなことや興味を持てることを見つけることができました。

不登校の原因は親だけではないし、本人自身も分からないことも多い

世界が広がったことで、学校だけが子どもを受容できる場所ではないと感じたんです。
僕のように 学校に行かなくても楽しそうに幸せに生きることで、こういう生き方をしても良いんだ!と思う人がいたり、この病気の人にも治ってこんなことをしてる人もいるんだ!頑張ろう!となってほしいと強く願っています。

インタビューをしてみての感想

起立障害や父親の家出など自分の環境にもめげずに、様々なことに挑戦するケイスケ・ジンバさん。
とても、明るく色々なことをお話ししてくださってありがとうございました。
今を楽しく生きている情報を発信することで、今学校に行けなくて暗い気持ち担っている人に勇気を与えられているのではないでしょうか?

これからも好きなことに挑戦して私たちを楽しませてください!

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